妻ママブログ

妊娠・出産・育児を中心に書いています。2014年に入籍。2015年に妊娠&退職(看護師)。2016年5月に33歳で男児を出産しました。

出産当日 眠れない、股痛い、腕のびない、足のびない、NSTの幻聴が聞こえる

出産のダメージは交通事故にあった衝撃と同じらしい

出産が母体に与える影響は交通事故に比喩されます。自分が出産するまでは「胎児を3kg前後まで体内で生育させた挙句に、踏ん張って産み出すのだから大変」という事だろうと思っていました。

しかし、出産して理解できました。「交通事故で打ち身とか全身打撲は大したことない」と思っていたのが、大きな間違いということを…。

分娩台にいるときは無自覚だったのですが、筋肉をかなり酷使したらしく、全身痛が半端なかったです。加えて両肘関節や両股関節も、硬く強張っていました。「肘を伸ばす」「寝転がって両足を伸ばす」という行為に痛みを伴いますし、時間がかかりました。

両手も震えます。お茶椀を持つ手が志村けんコントのひとみ婆さんくらいブルブルでした。

肉体は疲れているのに、精神が生き生きしている(ただの不眠)

体のダメージが大きく何をするにも疲労困憊なのに、なぜか眠れません。無駄にスマホをいじったり、ここ数日のことを思い返して目がギラギラでした。

私は入院中の6日間ずぅっとそんな感じで、夜間ラウンドに助産師さんが訪れる度に狸寝入りをしていました。もともと夜型人間なので、消灯21時というリズムにも順応できなかったです。

股の痛みは覚悟しておいた方が良い

股の痛みとは、会陰切開縫合部の痛みです。糸がひきつれて股を押さえて歩きたいくらいです。ソロリソロリと若干がに股ちっくで歩きます。(抜糸するまでかなり辛かったです。抜糸後は随分楽になりますが、退院後もなにかと気になっています。)

なにより、普通に座れません。私は産褥椅子(股部分が空いている)のある病棟ラウンジに足繁く通いました。使用期間は短いですが円座はあった方が楽だと思いました。

部屋ではひたすら正座をして股を浮かせていました。しかし正座は長時間するにはきついです。足が痺れるという理由だけでなく、足が象みたいに浮腫んでいたからです。

ちなみに、尿やウォシュレットはしみません。

出産当日限定:NSTの幻聴

これは出産当日だけでしたが、陣痛室から分娩室にいる間ずっと聞いていたNST音(胎児心拍音)が耳に焼き付いていて、幻聴がしました。

つくづく思うのですが、出産翌日にも関わらずキャサリン妃は美しいです。このような位の高い方と比較するのもおこがましいですが、自分との格差に呆然とするレベルです(笑)

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