妊婦が心がけるべき水分摂取と副作用の頻尿
羊水の特徴
羊水は3時間おきに入れ替わります。1日量に換算すると25.6Lもの水分が交換されているそうです。知らぬうちに、そのような胎内システムが成立しているとは不思議です。そんな羊水の特徴や役割について調べてみると…
- 卵膜(絨毛膜と卵膜の部分)から分泌される
- 成分は生理食塩水に近い
- 体温と同じくらいの温度(37℃ほどで赤ちゃんを保温する)
- 弱アルカリ性
- 妊娠時期によって増減する(8~9ヶ月で700~800mlになる)
- 妊娠初期は無色透明、その後淡黄色から乳白色になる(赤ちゃんの尿・皮脂・細胞が混じるため)
- 妊娠中期以降(腎臓機能の発達後)は赤ちゃんが排出した尿が大部分を占める
- 赤ちゃんは羊水を飲み、尿として排泄する
- 外部の衝撃から赤ちゃんを守る
- 胎動による衝撃から母体を守る
- 赤ちゃんの運動空間を確保する
- 赤ちゃんの体と羊膜の癒着を防ぐ
- 陣痛が始まると子宮口を押し広げる
- 破水後は産道を潤し、清める
等がありました。妊娠中は羊水や血液量の増加に伴い、必要な水分量が増加します。そのため、「妊婦さんは水分を十分に摂ってください」となる訳です。
水分摂取を心がける副作用
私は便秘解消のため、もとより水分は多めに摂取しています(2リットル/日)。そのため頻尿はセットで付いています。しかし、夜までトイレに行きたくなるのは妊娠してからです。夜中に1回はトイレに起きます。4〜5ヶ月くらいの時が1番夜間排尿がひどく、最悪なときは寝付くまで30分おきにトイレへ行きたくなっていました(ちゃんと出るから無視できない)。寒い時期に温まったお布団から出て、寒いトイレに行くのは地味に辛いです。
子宮増大や胎動による膀胱刺激も相まって、妊娠中の頻尿は避けられない模様ですが、トイレの神様に「また来たよコイツ」と思われていそうで恐縮です。