日本脳炎ワクチンを接種した(生後11ヶ月)
もう蚊がいた…
日本脳炎は蚊(主に豚の中で日本脳炎ウイルスが繁殖し、その豚を刺した蚊)を媒介して、人に発症する感染症です(人から人、人から蚊→人には伝染らない)。
日本脳炎ワクチンの標準接種時期は
- Ⅰ期が3歳で
- Ⅰ期追加が4歳
- Ⅱ期が9~12歳
となっています。
ちなみに、初回接種(Ⅰ期)を接種すると(つまり2回接種したあと)、抗体がつくと言われています。
しかし、日本脳炎ワクチンは生後6ヶ月を過ぎれば接種可能です。
蚊は生後6ヶ月だろうが、生後20年だろうが、生後100年だろうが、お構いなしに人を刺します。
なので私は、1歳の誕生月にワクチン(MR、水痘、おたふく、追加Hib、追加小児肺炎球菌)の接種をうけ、
その後蚊の流行する夏までに、日本脳炎ワクチンのⅠ期を完了させようと思っていました。
が…
まだ4月というのに、見てしまったのです…蚊を…。
「ちょっと早いよ、あなた~」と言いながら叩き落としつつ、窓封鎖。
それ以降、怖くて怖くて蚊取り線香を全部屋に配備し(私的おすすめの蚊取り線香について、後日述べます←いるか??笑)、
蚊を見た翌日は、日本脳炎ワクチンの予約をしました。
希望者多し
ワクチンの予約がとれたのは、電話予約の2週間後です。
電話予約の際に言われたのは「この時期、集中するんです。申し訳ありません。」ということです。
ちなみに、役所に日本脳炎ワクチンの予診票を貰いに行った時は、
保健師さんから「最近、0歳児からうつ人が多くなってきましたよ~」と言われました。
私は看護師なのでそこからちょっと専門的な話になり、
保健師さんと一緒に「生後6ヶ月が標準接種になればいいのにね」と意見がまとまりました。
いや~もう、ほんっっとそうしてヨ~~~遅いよ~~!!と厚生労働省(厚生科学審議会)に言いたいです(旦那さんが厚労省勤務の方、ぜひ根回しおねがいします)。
小児科学会はホームページで、生後6ヶ月からの接種を推奨しているのになぁ(↓)。
最近の小児の日本脳炎罹患状況をみると、熊本県で2006年に3歳児、2009年に7歳児、高知県で2009年に1歳児、山口県で2010年に6歳児、沖縄県で2011年に1歳児、福岡県で10歳児、兵庫県で2013年に5歳児の報告があります。また、2015年千葉県において生後11か月児の日本脳炎症例が報告されました。
日本脳炎流行地域*に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域**に居住する小児に対しては、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種を開始することが推奨されます。
ちなみに、私はハイリスク地域と言われる西日本エリアだけでなく、全国で接種時期を早めるべきだと思います。
(上のリンクの下線部位はクリックできないので、記事下のリンク先でご確認ください。自分の居住地域や渡航先がハイリスクかどうか調べられます)。
物流や人の移動(西日本にいく機会なんていつでもあるし、蚊だって自力移動したり、人や動物や荷物と一緒に輸送される)を考えれば、
どこにいても安心はできません。
ちなみに、ハイリスク地域の一つである千葉県の小児科医師会はホームページで、
千葉県小児科医会は、日本脳炎予防接種を生後6か月から接種するよう推奨します
接種の標準年齢を3歳からしているため、多くの方がやはり3歳からと思いこまれているようです。ハイリスクの千葉県では、日本脳炎ワクチン接種を生後6か月から接種するよう医会からも啓発していきたいと思います
https://www.jpeds.or.jp/
modules/news/index.php? content_id=197
*NHKニュース「おはよう日本」で、このことが紹介されました。
と、明示しています。
そういや妊活への影響を無視していたな、とブログを書きながら気づきました…。
抗体持続は4~5年なので、私自身もMRと一緒に打っておけばよかったな…と今更後悔しています(妊娠中も日本脳炎ワクチンは接種可能ですが、なんか気分的に嫌なような…しかも発症するのは稀だし…うーん、もし妊娠できたらドクターに相談しよう…)。
余談
ちなみに、3歳未満で日本脳炎ワクチンを接種すると、投与量は半分(0.25ml)になります。
が、もちろん抗体獲得には差がないとされています。
さらにちなみに、Ⅰ期の2回目の接種は、1回目と6~28日の間隔をおいて接種するようになっていますが、
もっとも抗体の定着が良いとされているのは1回目接種の4週間後とされています。
なので、うちの赤子は
- 4/25(火)→日本脳炎Ⅰ期1回目
- 5/23(火)→日本脳炎Ⅰ期2回目、MR、おたふく、水痘
とスケジューリングしてもらい、予約をとりました。
なお、私がワクチン接種してもらう小児科では、追加Hibと追加小児肺炎球菌は、
5/23の4週後を推奨されました。
一般的には、MR、おたふく、水痘、追加Hib、追加小児肺炎球菌の同時接種は可能とされています。