2016年、出産した年が終わる(産後7ヶ月)
妊娠出産は幸せだけど怖いこと
2016年5月に初めての出産を無事に成し遂げ、もう7ヶ月が経ちました。
妊娠中は、周産期の妊婦死亡や出産トラブル(特に肩甲難産)、胎児に異常はないか、などが心配で、お花畑になる余裕がありませんでした。
今でも、無事に妊娠期を終え、無事に出産できて、本っっっっ当に良かったな…と心底思います。
まず自分が死ななくて良かった。「いま、自分生きてるんだ」という喜びは、出産して初めて実感しているかもしれません。
安全なんて約束されていない
流産・死産・母親の死亡…周産期トラブルは、どんなに先進国でも必ず発生しています。それは即ち、立ち直れないほどの肉体的・精神的・霊的・社会的・経済的苦しみを味わっている人が、必ず存在するということです。
妊娠・出産は、本当にリスクがありすぎます。私は大病を経験したことがないので、文字にしていいものか迷いますが、病気より怖いとすら思いました。
高嶺の花
妊娠中は、漫画の「コウノドリ」や、「透明なゆりかご」を読みたいと何度も思いました。
助産師の友人からも、お勧めされていました。
しかし、妊娠・出産の素晴らしさや感動を実感するより、色々周産期のリアルを知ってしまうのが怖かったので、読めませんでした。
じゃあ出産を終えた今、読めるかというと、読めません。
夫と第2子を授かりたいと話しているからだとは思います。
「やっとコウノドリも透明なゆりかごも読めるよ~!!」と、第2子を前に言える日がくると良いのですが…妊娠出産、怖いです。
ゆく年
2016年は、産まれるのも産むのも「大変なこと」と学びました。
「尊いこと」とも思いますが、「大変」という思いが勝ります。
妊娠するのも当たり前じゃないし、
無事に出産するのも当たり前ではありません。
「乗り越えてみろ~!!」と言わんばかりの高いハードルって感じです。
赤子の生命力、および自分の命が失われなかったことに感謝しなくてはなりません。
ありがとう、2016年。
無事にゆく年を見送れるのが、こんなに幸せなことだとは知りませんでした。
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