妻ママブログ

妊娠・出産・育児を中心に書いています。2014年に入籍。2015年に妊娠&退職(看護師)。2016年5月に33歳で男児を出産しました。

復職について考えてみる(産後75日目)

もう私に急性期看護は務まらないかもしれないけれど

私は大学を卒業後つわりが酷くて退職するまで、ずっと看護師をしてきました。年月にすると11年ほどです。

適当に職務にあたってきたつもりは絶対にありませんし、責任と誇りをなくさないように自己研鑚もしてきたつもりです。

しかし若かった私には出世欲に燃える時期があり、純粋な気持ちばかりで看護をしてきたわけではありません。なぜか心の底から役職が欲しかったので、自分の器以上の努力をしてきました。

そんな感じだったので主任に昇格してたった2年で退任したくなり、職場・住む場所を換え、プライベートを充実させてきました。急性期と異なり、ほぼルーチンで定時上がりの慢性期の職場は「こんなに楽でいいのかな」と思うほどでした。

いままで怒涛に組まれていた勉強会や委員会活動もなければ、接偶の見直し・看護研究もありません。ケアや治療・薬物への知識の浅さ、物品やマニュアル整備のぞんざいさ等、違和感を覚えるものばかりでしたが、入職してすぐの者が意見して得することはないし、職場環境や風土は簡単に変わらないと、郷に入っては郷に従えでやり過ごしてきました。

すっかり仕事はお給料をもらう手段になり、もう急性期(総合病院や大学病院など)の患者さんのケアをする知識も技術もなくなってしまったと、自己評価しています。(医療の世界は日進月歩で、勉強を怠るとすぐについていけなくなります)。

少しでも役に立てるなら、努力をまたしたい

でも、自分に赤子ができてお世話をしているうちに

「子供が健康を害して入院したら、すごく心配だろうな」

「治癒の難しい病気だったりしたら、その苦しみ・悲しみはいかほどだろう」

「治療経過の長い病気や障害の合併があったら、喪失感・焦燥感は埋められるのかな」などと思うようになりました。

なにより心を痛めるのは、小さい子供が疾患や治療により苦しんだり、痛がったりすることです。そんな患者さんのためにまた仕事ができたら、と思うようになりました。

いままで自分が経験してきた成人看護とは違い、患者さんに自分の子供を重ねる状況ならば、出世とかではなく純粋に看護ができるのではないだろうかとも思います。

でも自分の生活も大事

漠然と急性期の小児看護ができたらと…いう熱い想いを感じる一方、やはり「扶養の範囲内で働きたい」「家族の時間を大事にしたい(9時5時で帰りたい)」「家計の足しになる程度で働きたい」という思いもあります。

子供が手を離れるまでは家庭にウエイトを置いた働き方をしたいですが、子供が大学生になった時、「仕事を熱く語れる母親」でいることもまたカッコいいな、と思います。

しかし、ブランクのある50歳代のナースは、急性期ナースとして採用されることは困難であり、もし子供が大学生の時バリバリの医療に携わっていたいなら、33歳の今からでもそういう職場に復帰していないといけません。

でも、そこまでの行動はとれません。ずっと急性期にいて、産休・育休とって、そのまま現場復帰、というのをやっているママさんナースのことを、本当にすごいと思います。

とりあえず考えるのやめた(第2子もそのうち欲しいので卵子の劣化を招くストレスは捨てたい)

色々と思うことはありますが、とりあえず赤子の成長を目に焼き付けながら子育てに専念したいと思います。

叶うならもう1人子供を授かりたい思いがあるので、今からストレスフルな看護業務への復職はいずれにせよ避けたいです。復職の件は、のちのちの検討事項にしようと思います。

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