妻ママブログ

妊娠・出産・育児を中心に書いています。2014年に入籍。2015年に妊娠&退職(看護師)。2016年5月に33歳で男児を出産しました。

お花畑を考える

昨今は女性の社会進出・価値観の多様化に伴う晩婚化、それに追随し不妊の悩み等、ナイーブな社会環境があります。私も晩婚(31歳)でしたし、不妊だと大悩みする時期もありました。結婚や妊娠は各カップルの自立した考えのもと選択がなされる一方、望んだ選択が叶わない場合もあります。その為か

「結婚している・していない」ではなく、「結婚できた・できなかった」

「子どもがいる・いない」ではなく、「妊娠できた・できなかった」

という具合に、いい歳した女性間でも「できた人・できない人」という未熟な判断基準があり、嫌な序列を感じる時があります(全部の女性がそうではありません)。

そのような序列もウンザリしますが、結婚・妊娠という出来事を素直に喜びにくい窮屈さもあります。節度を持った内容で家庭の話をする人ですら「お花畑」、近況として妊娠経過の話をする人ですら「お花畑」、マタニティマークを付けているだけで「お花畑」、と反応するのは過剰かなぁと感じます。圧倒されるほど現状報告がすごい人もいるので、表現したもん勝ちのような世界(SNSやグループLINE)は確かに苦手ですが…。

結婚式やウエディングドレスにしてもマタニティライフにしても、自分のこだわりや演出がある人は、「見てみて、聞いて聞いて」となるのが、当然と言えば当然です。感覚的には「この服買っちゃった〜」とか「今、ヨーロッパ旅行中だよ〜」的な、もともとのノリを引き継いでいるだけだと推測されます。センスが良いと感じるライフスタイルなら、表現したくなるのは自然なことかもしれません。

しかし結婚相手をみつけたい、子どもを授かりたいと望んでいる人に、結婚したからこそ出来る話・妊娠や出産したからこそ出来る話を、積極的にするのは酷だと思います。話すにしても、伝え方は不快じゃないか、検討する気配りが大切だと思います。

私の場合、今は「お花畑」の基準が「結婚」「妊娠」です。しかし、時の流れと共にそれは、「子どもの学力」「世帯収入」「夫の社会的ステータス」「夫婦仲」に移行するのだと思います。

子どもが産まれれば、他の親や教育者との関係性も生まれてきます。以前働いていた職場で小学生のお母さんナースが、「フェイスブックにいいね!をつけて回らないといけなくて、しんどい」と言っていました。

どうやったって「ママ友」から外れられないのなら、せめてSNSやランチ会をしない女性か、他人の家と自分の家を比較して、安心や不安の材料にしない女性と付き合いたいなぁと思います。口は災いのもとと言いますが、人を見る目が養われていないと鬱になりそうで怖いです。